更新日: 2021/09/04
前回大会は、昭和48年世代が大活躍した。実力者が多く豊作の世代として知られる。2回戦で絶対王者:宮崎(神奈川)を破った田崎(福島)、教員ながら2位入賞した佐藤(宮城)、3位入賞を果たした大阪府警のホープ:佐藤(大阪)、すでに5回目の出場となる原田(東京)などなど。
しかし、優勝を果たしたのは警視庁:岩佐(東京)。若武者たちをことごとく打ち破っての初優勝だった。
迎えた今大会、前回以上に多くの48年組が出場を果たした。田崎(福島)、佐藤(宮城)、佐藤(大阪)、清家(大阪)、中田(東京)、原田(東京)などなど。
はたして、期待通り48年組から決勝者が出た。國士舘大学時代に大学選手権を連覇しており、48年組の中でも有数の実力選手である安藤(愛知)である。
対するは前回覇者の岩佐。さすがの実力を見せつけ、栄花(北海道)、染谷(千葉)らの超実力者たちを力強く退けて決勝に進出。連覇を射程範囲に捉えた。
がっぷり四つで展開された決勝戦。延長戦開始直後、安藤が岩佐の出鼻に完璧な面を決めた。
大学卒業後、原田(東京)、佐藤(大阪)らに遅れをとった感のあった安藤だったが、全日本チャンピオンとなることで世代屈指の実力を改めて見せつけた。
結果
優勝 安藤戒牛
愛知 愛知県警
29歳 五段
國士舘大学出身
2位 岩佐英範
東京 警視庁
錬士六段
東海大学出身
3位 小関太郎
東京 警視庁
五段
東海大学出身
3位 原田悟
東京 警視庁
六段
筑波大学出身
動画
全日本剣道選手権名場面集 第50回大会 決勝 by ZennipponKendoRenmei
サイト
雑誌
剣道日本 2003年1月号
なし
なし
剣道時代 2003年1月号
なし
なし