更新日: 2021/08/30
後に超有名人になる選手が上位入賞した大会。
高校、大学と全国大会を制し、母校:筑波大学の監督を務めることになる鍋山
世界大会の代表として活躍し、埼玉県警の監督を務める井口
さらには、代々木ゼミナールのカリスマ講師となる藤井
剣道時代 2013年3月号 小林英雄の「卒爾ながら…」から
(小林)
中学生になると道連(全日本剣道道場連盟)の全国大会に出場して、3位入賞という実績を残していますね(昭和59年、第9回全日本選抜少年剣道個人錬成大会)。
(藤井)
はい。わたしは中3で身長が174センチありました。まだ身体ができ上がっていない生徒も多い頃ですので、とんとん拍子に勝ち上がっていきました。
「今日は俺が優勝するのかな」と思うくらい調子がよかったのですが、準決勝で対戦したのが鍋山隆弘君(現筑波大学剣道部監督)でした。
(小林)
彼も大きかったようですね。
(藤井)
実は小学校6年生のときにある大会で対戦したことがあって、そのときも負けています。見た瞬間、「あっ、あいつだ」と思いました。
鍋山君は中3当時、すでに身長が180センチを超えていて、けた違いに強かったです。構え合った瞬間、「負ける」と思ったら、その通りの結果となりました(笑)
(小林)
鍋山君が優勝したそうですね。
(藤井)
そうです。同じく3位になったのが井口清君(現埼玉県警察)でした。
結果
優勝 鍋山隆弘
福岡県 今宿少年剣道部
2位 渡辺将美
茨城県 日立電線日高道場
3位 藤井健志
岡山県 宗治道場
3位 井口清
埼玉県 妙武館高麗道場
サイト
雑誌
「卒爾ながら…」のコーナーで、3位入賞した藤井さんと小林英雄範士が対談し、当時の大会の様子が掲載されている。