更新日: 2021/09/04
全日本剣道連盟が結成され、はじめての行事として昭和28年11月8日に、第一回全日本剣道選手権大会が開催されたそうだ。全国より53名の選手が参加。
刑務官の榊原正(愛知)選手と、警視庁の阿部三郎(東京)選手とで争われた決勝戦。
榊原選手が小手を決めて勝利。初の全日本覇者として歴史に名を残した。
大変貴重な映像が全剣連Youtubeで公開されている。
平成時代の剣道とは一線を画す試合内容・剣風。
全剣連のyoutubeの解説から。
第1回全日本剣道選手権大会は、昭和28年11月8日、東京の蔵前国技館で全国より5-3名の剣士が参加して開催。1万人を超える観衆が集まった。
本大会は、戦前の剣道界の慣習であった専門家、非専門家の区別を廃し、選手の資格は年-齢、段位、称号などに一切の制限を設けず、各府県の予選を経て代表者を出し、剣道日本-一を決するという画期的な構想によるものだった。
優勝の榊原正は大正9年愛知県蒲郡市生まれの33歳、名古屋矯正管区法務教官(剣道師-範)、のちに剣道範士八段。戦前は名門東邦商業で活躍した剣士。準優勝の阿部三郎は大-正8年福島県相馬生まれの34歳、警視庁の剣道選手でのちの範士九段。戦前は満州にわ-たり満州鉄道大連道場で剣道範士高野茂義のもとで修行にはげんだ剣士である。
全剣連のfacebookから。
第1回全日本剣道選手権大会は1953年11月8日に蔵前国技館にて開催。榊原正(愛知)選手と阿部三郎(東京)選手との決勝戦は、榊原選手が小手を決めて記念すべき最初の優勝者に。This is the first championship…
Posted by 全日本剣道連盟 All Japan Kendo Federation on 2012年10月3日
結果
優勝 榊原正
愛知 名古屋矯正管区法務教官
33歳
2位 阿部三郎
東京
3位 鈴木守治
愛知
3位 植田一
香川